シティーハンター新宿プライベートアイズ

本日、のりプロ2期生の胡桃澤ももさんがメンバー限定配信にて劇場版シティーハンター新宿プライベートアイズの同時視聴配信を行いました。

前々から見たい映画だったのでこれを機会に私も視聴しました。

まず、開幕往年の名曲AngelNightがかかるところから物語が始まり、ボルテージ爆上がりでした。物語が進んでいくと、登場人物がスマートフォンタブレットを使用していて、現代に舞台のみが写っていることがよくわかります。掲示板が撤去されているのも時代を感じます。仮に残っていたとしてもチョークは置いていないですよね。

物語は、高技術兵器とそのカギを握る美女が登場するというオーソドックスな、お話で余計な要素が無い分シティーハンターを知らない人でも作品の雰囲気すぐに掴んで楽しむことが出来るようになっています。

新宿の街の描写もすごいです。実際にあちこち巡ってみたくなるような、実際に訪れてみたら本当に獠達が存在するんじゃないかと思うような現実感がありました。

最初にも書きましたが、TVシリーズの主題歌があちこちに使われていて、否応なしにテンションが上がって何度も口ずさんでしまいました。イントロだけでわかる名曲が多いのもシティーハンターの良い点だと思います。

締めはやはりGetwild。フルコーラスでテレビシリーズの名シーンを振り返る豪華版でした。イントロがかかるタイミングもばっちりでした。

シティーハンターと言えば獠と香のパートナーとしての関係性ですが元はといえば香の兄の槇村と獠がコンビを組んでいたのですね。槇村の死後彼の形見とも言える香とパートナーを組むわけですが、今回の映画では香の花嫁姿に獠は、終始いつもと変わらないと素っ気ない態度を取るんですよね。最後にいつもと変わらないと言う獠の言葉の真意と共に香をいろいろな意味で大切に思っていることが分かります。この関係性を30年ぶりに作品に触れた方、初めて見た方、ずっとファンを続けている方、多くの人に伝えることができたことでこの作品をきっかけにシティーハンターの面白さに気づいた方が増えたのではないかと思います。ここでEDがかかるのも、シティーハンターの後世に語り継ぎたい肝はここだという想いが伝わってきます。

続編が有るような無いような終わり方ですけど実際はどうなのでしょうか、お話は、ルパン3世名探偵コナンのようにキャラクターや舞台設定だけでまだまだ出来そうな感じですよね。

他に、個人的な見所として、キャッツアイの登場や海坊主のシリアス・コメディ多岐に渡る活躍、飯豊まりえさんやチュートリアル徳井さんなどゲスト声優の熱演、脚本の加藤陽一さんや絵コンテなどで参加されていた佐藤照雄さんなどアイカツ!スタッフの登板などを挙げます。

という訳で、新宿とカラオケに行きたくなる素敵な映画に出会うことができました。

テレビシリーズを途中まで見ただけの私がここまで楽しめるので、ここからシティーハンターに触れる方にもオススメの映画です。

今度は、フランスの実写版も気になってきました。(香港版もあれはあれで一度お目にかかりたい…)