野球仮面

本日は、東映特撮スポーツセレクションで秘密戦隊ゴレンジャー第53話「赤いホームラン王!必殺の背番号1」を視聴しました。

このエピソードは、ゴレンジャーの中でも屈指の人気怪人、野球仮面が登場するエピソードであります。近年ではゴーカイジャーの劇場版やアメトーーク!に出演し、話題になりました野球仮面の登場するエピソードどのようなものだったのでしょうか。

あらすじは、黒十字軍の科学者死神博士(天野英世さんではない)を捕らえたゴレンジャーの所属組織イーグル。しかし、死神博士は、謎の不審死を遂げてしまう。しかし、それは黒十字軍の罠であり、博士奪還に送り込まれた仮面怪人野球仮面にゴレンジャーハリケーンを破られ敗北し、死神博士も奪われてしまう。博士を蘇生した黒十字軍は、ボール型爆弾の製作を命じ、それをガスタンクに詰め込み大量破壊を目論む。しかし、ゴレンジャーにより阻止され最後の戦いに挑む。一度は破られたゴレンジャーハリケーンだったが、モモレンジャーの開発したリモコンボールによって野球仮面から三振を奪いついに勝利したゴレンジャーは、ガスタンク爆弾を解体し平和を守ったのだった。

というものです。

野球仮面は、意外と強敵で一度はゴレンジャーハリケーンを破っているんですね。更には、生意気な死神博士に敵対心むき出しで博士のミスを攻め立て残忍にも殺害してしまうなどの一面もあります。ですが、それを感じさせない愛嬌があるのが特徴で、永井一郎さんのコミカルな演技がそれを増幅さているんですよね。

野球仮面の元ネタは、世界のホームラン王、背番号1番の王貞治さんです。(当時は世界記録未達成)さらに野球仮面は、「黒十字軍の星になるのだ!」と叫びますが、キレンジャーに「どこかできいたセリフたい」とメタに返されてしまいます。

そんなわけで愛され者の野球仮面でしたが、当時のインパクトの強さと野球人気に支えられているだけでなく、暴れん坊で野球好きでもチームワークを重視する知略的な面もあるコミカルとシリアスの混じった絶妙なキャラクターという面もほかの個性的な仮面怪人を抑えての黒十字軍認知度ナンバー1の秘訣なのではないかと思います。(個人の感想です)